2013年11月1日金曜日

「オープンソースソフトウェア実践特論」(東京農工大学大学院,2013年後期)

講義の目的と到達目標

OSSによる開発の基本技術から最新動向まで,演習を交えて学習する.OSS開発の概要を理解し,実際にシステムを構築できるようになることを目標とする.

講義の内容

現代の情報技術開発において基盤的位置付けを占めるまでに成長したオープンソースソフトウェア(OSS)に関する基礎的な要素技術とその開発の仕組みを,具体的な演習を交えて学習する.本講義においてはOSS開発に欠かせない関連技術動向を学習し,最新技術をキャッチアップできるようになるためのスキルを身につける.

講義計画・資料

  1. オープンソース,開発の流れとツール(11/2)
    • 本講義の概要について説明し,オープンソースソフトウェアの開発がどのように行われているかを説明する.
    • 担当: 清水浩行
  2. ソフトウェア開発環境の概要(11/2)
    • ソフトウェアを開発するための環境について,その概要を説明する.
    • 担当: 清水浩行
  3. バージョン管理ツール(11/2)
    • ソフトウェア開発に必須のツールであるバージョン管理ツールを説明し,実際に,バージョン管理の原理を確認する.
    • 担当: 清水浩行
  4. プログラムのデバッグ(11/16)
    • 様々なソフトウェア開発におけるプログラムのデバッグ手法を説明する.
    • 講義資料 PDF
  5. オープンソースの開発ツール(11/16)
    • オープンソースソフトウェア開発でよく活用される開発ツールを説明する.
    • 講義資料 PDF
  6. オープンソース研究の動向(11/16)
    • オープンソース関連の研究分野について,最新の動向を交えてその概要を説明する.
    • 講義資料 PDF
  7. ドキュメンテーションツール(11/23)
    • オープンソース開発におけるドキュメンテーションの重要性を解説し,そのために利用されるツールを説明する.
    • 担当: 清水浩行
  8. 統合開発環境(11/23)
    • 統合開発環境とは何かを説明し,その使い方,オープンソースソフトウェアによる実装例を紹介する.
    • 担当: 清水浩行
  9. 開発フレームワーク(11/23)
    • 開発フレームワークとは何か,その概要を解説し,オープンソースソフトウェアとして利用できるフレームワークを紹介する.
    • 担当: 清水浩行
  10. Linux開発環境におけるソフトウェア開発(11/30)
    • Linux開発環境においてしばしば利用されるソフトウェア開発ツールについて説明する.
    • 講義資料 PDF
  11. ソフトウェア開発ツールの評価(11/30)
    • ソフトウェア開発ツールの導入と利用に関して,どのような観点から評価して選択すべきなのか,その基準について説明する.
    • 講義資料 PDF
  12. ソースコード・リーディング(演習の説明)(11/30)
  13. プログラム開発演習(1)(12/14)
    • 各種のライブラリを利用したオープンソースソフトウェア開発を実際に実施してみる.
    • 講義資料 PDF
  14. プログラム開発演習(2)(12/14)
    • 演習(1)の続き.
  15. プログラム開発演習(3)(12/14)
    • 演習(1)(2)の続きとレポーティングを行う.

講義の進め方

11月から12月にかけて,土曜日の集中講義で実施する.座学および演習を行う.演習では実際にソフトウェア開発を行う.

成績評価

出席50%,レポート50%で評価する.

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