2013年4月1日月曜日

「社会情報学演習(4)(9)」(中央大学,2013年通期)

講義の目的と到達目標

社会情報学・図書館情報学の文脈で各自がテーマを設定し,教員の指導を仰ぎつつ研究を進める.

講義の内容

本ゼミでは,情報社会を形作る消費者・一般市民・エンドユーザに焦点をあてた研究を推奨する. 旧来のマスメディアでは,情報は一方的に与えられるものであった. 現在は,ブログやソーシャルメディアを介して様々な情報が爆発的に生み出されては消費されている. そのような社会において,情報を生み出し,かつ消費する主役である消費者や市民による情報行動には,大企業も注目している. 具体的には,情報を消費者にどう見せることが望ましいか,情報に対するインタフェースはどうあるべきか,消費者・市民が生み出す情報をどう解釈するか,膨大な情報を処理するソフトウェアをどう使いこなすか,といったテーマを掘り下げていきたい. キーワードとしては,CGM,SNS,ビッグデータ,オープンデータ,オープンソースソフトウェア,ヒューマンインタフェース,ユーザビリティなどがある. ただし,掘り下げるテーマはこれに限るものではない. 積極的な学生の参加を期待する.

講義計画・資料

  1. オリエンテーション,ゼミの進め方など.
  2. 関連研究紹介(1).
  3. 関連研究紹介(2).
  4. 関連研究紹介(3).
  5. 関連研究紹介(4).
  6. 研究テーマの選択に必要な準備.
  7. 研究テーマの選択に必要な準備(2).
  8. 研究テーマの選択に必要な準備(3).
  9. 特別講演(1)
  10. 研究の進め方.
  11. 研究計画を立てる.
  12. 研究計画を立てる(2).
  13. 関連文献の調査.
  14. 関連文献の調査(2).
  15. 関連文献の調査(3)/ 前期のまとめ.
  16. 研究の中間発表(夏合宿)
  17. 話題提供.
  18. 関連資料紹介.
  19. 情報システムの操作事例(OSMを題材として).
  20. データ処理事例(テキストマイニング): 前半
  21. 研究の進捗状況報告(1).
  22. 研究の進捗状況報告(2)・先行研究の探し方.
  23. 論文の書き方,まとめ方(1).
  24. 論文の書き方,まとめ方(2).
  25. 研究の公表,対外発表とは.
  26. 特別講演(2)[公開ゼミ]
  27. 研究の進捗に対する議論 [公開ゼミ].
  28. 研究の進捗状況報告(3).
  29. 研究の進捗状況報告(4).
  30. 学年末報告
  31. 最終報告に対する議論
  32. 全体のまとめ

成績評価

出席,議論へ参加,レポート,最終プレゼンテーションを総合的に評価する.